2015年10月15日
Bébé le Strange
Heart (1980)
「ベベ・ル・ストレンジ」は、アメリカのロックバンド、ハートの5枚目のスタジオ・アルバムです。
レッド・ツェッペリンに強く影響された音楽性やアンの歌声、姉妹バンドであることなどが注目を集め、この時期アンとマイク、ナンシーとロジャーは恋愛関係でしたが、前年に設立メンバーでリード・ギターのロジャー・フィッシャーがバンドを離れての最初のアルバムでした。
アルバムは米国のビルボード200の全米アルバム・チャート5位まで上昇。22週間のチャートに滞在し、商業的な成功を収めました。
1983年にリリースのシングル『How Can I Refuse』は、堂々の1位獲得。女性ボーカルのロックバンドは、「Heartが非常にクール」と世の中では、当時大絶賛されました。

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「ベベ・ル・ストレンジ」は、アメリカのロックバンド、ハートの5枚目のスタジオ・アルバムです。
レッド・ツェッペリンに強く影響された音楽性やアンの歌声、姉妹バンドであることなどが注目を集め、この時期アンとマイク、ナンシーとロジャーは恋愛関係でしたが、前年に設立メンバーでリード・ギターのロジャー・フィッシャーがバンドを離れての最初のアルバムでした。
アルバムは米国のビルボード200の全米アルバム・チャート5位まで上昇。22週間のチャートに滞在し、商業的な成功を収めました。
1983年にリリースのシングル『How Can I Refuse』は、堂々の1位獲得。女性ボーカルのロックバンドは、「Heartが非常にクール」と世の中では、当時大絶賛されました。

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2015年03月23日
Almost Alive
Amon Düül II (1977)
さだまさしさんの『雨やどり』、『案山子』が大ヒットした、1977年にリリースされた。そこを定点としてロックのアルバムを聞く今月のコンセプト。聴き比べのポイントはバンドの作品としての位置づけではなく、音楽の潮流が各国のロックにどう反映していたのか。ポップスやフォークよりもプログレは敏感ではないかという考えで選盤しています。
今日はジャーマン・ロックの、アモン・デュールII。

「ライヴ・イン・ジェリコ」はクラブで使うのも面白い
日常ではついアモン・デュールと読んでいるけど、こちらは政治・芸術コミューンであるアモン・デュールから分裂する形で、クリス・カラー(ギター・ボーカル他)、ペーター・レオポルド(ドラムス)、ファルク・ログナー(キーボード)、レナーテ・クナウプ(ボーカル)、デイブ・アンダーソン(ベース)らによって1968年に結成された。ドイツの音楽紙は彼らを「ピンク・フロイドやヴェルヴェット・アンダーグラウンドと比較しても劣らない、アイデア豊かなプログレッシブ・ポップ・バンド」と評した。バンドはその後も長く活動を続けたが、メンバーの入れ替わりも激しく(リーダーのクリス・カラーのみ一貫して在籍)、また音楽性もその時々により変化した。
Almost Alive: & Looking Fine
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2013年03月27日
On Stage
Rainbow - On Stage [Deluxe Remastered Edition] (2012)
「虹を翔る覇者」、「バビロンの城門」をレコーディングする合間に初来日して録音されたライヴ。スタジオ・アルバムとしては3枚目だった「バビロンの城門」からシングルカットされる「キル・ザ・キング」がいち早くプレイされて、今ではハード・ロックを象徴する曲になっている。レコードの発売は1977年。2枚組で1時間ほど。CDでは4面を裏返さないで一気に楽しめる。全6曲は途切れることなく楽しめるように編集し直されている。これは本来の意図とも言えるだろうが、LPレコード2枚組にするために曲順やら、ミキシングの時に妥協した点があっただろう。

海外からロックバンドが続々来日していた1970年代後半。日本人にとっては英国のバンドも、米国のバンドも外国のバンドでしかなかった。一体どれほどのライヴ・イン・ジャパンというアルバムがあるだろう。音的にはどれも良いとはいえない。一体何を期待されていたのか、歓声なのか。見込み利益だろうか。
クイーンのように日本でスターになったバンドもあるね。日本で売れることが登竜門だったのかな。クイーンの場合は、コミックバンドで奇をてらっていると言われていたが歌の実力を日本人が認めた。イギリスでは、何故に Kings でなしにクイーン(同性愛者の女役)としたのかとネーミングが誤解されていたようです。それが日本人は、女王陛下の国から来たナイトたちって観たのね。
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2013年03月21日
The Soft Parade
The Doors - The Soft Parade (1969/2012)
ドアーズが1967から1972年の間にリリースしたアルバムは、一枚一枚毎にドアーズではあるながらも、他のロックの影響は受けながらも「時流には乗らないぞ」、という気概を感じられる変化を魅せる。
決して映画やテレビで使われて有名な、数枚で聞き済まさないでほしい。

「ソフト·パレード」は、1969年のリリースからも影響力のあるロックバンドが何かは説明不要なほど、聞くとよく感じる。ドアーズのアルバム中では実験的な古典である。
アルバムは彼らの革新的なサウンドにブラスとストリングスを追加し、モデルとしたアルバムを彷彿とさせながらも次作「モリソン・ホテル」を垣間見せる。 続きを読む
ドアーズが1967から1972年の間にリリースしたアルバムは、一枚一枚毎にドアーズではあるながらも、他のロックの影響は受けながらも「時流には乗らないぞ」、という気概を感じられる変化を魅せる。
決して映画やテレビで使われて有名な、数枚で聞き済まさないでほしい。

「ソフト·パレード」は、1969年のリリースからも影響力のあるロックバンドが何かは説明不要なほど、聞くとよく感じる。ドアーズのアルバム中では実験的な古典である。
アルバムは彼らの革新的なサウンドにブラスとストリングスを追加し、モデルとしたアルバムを彷彿とさせながらも次作「モリソン・ホテル」を垣間見せる。 続きを読む
2013年03月16日
Imagine
John Lennon - Imagine (1971)

- Mobile Fidelity Sound Lab - MFSL 1-277 (2000) (US Remastered)
- リ・イシュー盤。オリジナル盤でも比較的多く出回っている。オリジナル盤の価格差は内袋、おまけが揃っているかというところ。最近では内袋の復刻も注目されている。しかし、ジャケット以上に難題がある様子。このレコード、オリジナル盤のラベル・デザインはジョン・レノンの顔写真。スリーブ中央には穴が開いていて、共演メンバーの中心にジョンが来るアイデア。片面は歌詞カードになっている。マンガチックである。ジョン・レノンの2枚目のソロアルバム。彼の作品の中でもっとも人気のあるアルバムと、見なされている。前作はジョン・レノン/プラスティック・オノ・バンド名義だから実質最初のソロ・アルバムといえる。それと比べて穏やかな曲想が並ぶ。そうすると、前作で内に籠った思いの丈を発散して平静な気持ちに満たされていると見ることが出来る。だったら対に聴くのがいいだろう。
- 発売:1971年、ステレオ録音。2012年にローリング・ストーンズ誌の “500 Greatest Albums of All Time” で80位を得ている。